~5弦ベースのメリット~
”音域が広がります!”
"ローBの超低音っしょ!"
"5弦が指置きにもなるよ!"
"ハイポジションでも低い音が出せる!"
ま~こういうのはどこでも聞けます
そんなこと話しても面白くありません
自分が思う5弦ベースのメリットとは?
”5弦ベースが買える”
これマジです
もうちょいわかりやすく話すと
”良いベースに
出会える可能性が増える”
これが面白いんです
これが楽しいんです
例えばの話、死ぬほどプレベが好き、もうそれしか弾かない、それ以外は邪道、憎い、嫌い、存在すら認めないって感じだとしましょう
でも実はジャズベがめちゃくちゃ合ってるかもしれない、どう考えてもそれ弾いた方が良い、絶対試した方が良い、そんな真実とポテンシャルが隠れてるとします
しかし、、、
その可能性が消える!
その選択肢も消える!
その出会いも消える!
そう思うとなかなか怖いですよね
必要だから弾くのか、その楽器そのものが好きだから弾くのか、好みや目的は人それぞれ、そこを強制しても仕方ありません
やっぱり4弦が最強に好きだって人もいれば、いやいやもう5弦必須だよ、それが無いと曲にならないよって人もいるだろうし、他人がどうこう決めるものではないと思います
超低音どうのと前述しましたが、ハイC弦を張った場合、全く別の楽器になると言っても過言じゃない、目的用途、何が好きか嫌いかなんてのはやっぱり、自分で決めていく事でしょう
だからこそ大事なのは
”弾かなきゃわからない!”
飛び込んでなんぼ試してなんぼ
加えて言うなら
”良い楽器に出会うべき!”
合わないもの一回弾いてダメだ~って切っちゃうのはいろいろ勿体ない
かのリチャードボナなども「ベースは4弦で十分。多弦に興味は無かった。でも5弦を弾いた瞬間から大好きになってずっとメインにしてる。」なんて感じの変化があったみたいですし、楽器なんか何でもいいと言いつつメインは長年フォデラ
それぐらいの出会いがある、インパクトがある、弾いた瞬間にこれだ!って言える楽器があるかもしれない、そういう可能性があるって凄い事
構造が変われば音も変わる、鳴り方も変わる、感覚も変わる、4弦と5弦はどう足掻いたって別の楽器、それぞれに良さも魅力もあると言えばそうなんだけど、、、
”この楽器が好き!”
そこで決めるのも良いんじゃないかと思うんですよね
音域云々関係なくそれが好き、それを弾きたい、それで行きたい、そういう楽器を持ってる楽しめるって幸せじゃないかって
その可能性を広げる意味でも、5弦に対する門を開けておくと、選択肢が一気に増えるのは間違いありません
それだけ迷いが増える、葛藤するかもしれない、ストレス抱える事になる可能性もあるけど、それ最初に言っちゃってたら何も出来なくなっちゃいますよね
最高に良い5弦ベースがあるかも、と言うより
”最高に好きな楽器あるかも!”
そのワクワクがいいんです
それに出会えるって素敵です
~5弦ベースのデメリット~
メリットの方はちょいと変化球な話だった一方、こっちは真面目に話さないといけないのかもしれません
と言いつつ、御大層に語るのもあれなんで、テキトーにそれっぽいこと並べてみます
・ミュートの手間が増える
・弦代が高くなる
・規格が合わないかもしれない
こんなモンでいいんじゃないですかね?
何と言いますか、前項があれだったモンだからデメリット語るのはつまんない、と言うか、その程度の事で弾くのやめるのか、絶対選ばないわってなるのか、それを話しても仕方ない気がするかな~?
弦代が高いってのはほんとそうだし、特に最近は深刻にヤバイんだけど~、、、
でもですね??
それもう前提じゃん、どうしようもないじゃん、だったら車はどうすんねん、本当は必須なんだけど好きなんだけどガソリン高いからもう絶対乗らない、手放して一生乗らないようにしようってなるのか、そんな疑問湧いちゃいます
自分の場合、弦は数カ月は張り替えなかったり、物によっては年単位で放置したりもするので、あんまりそこ気にしても仕方ないかなって感じだったり
新品弦じゃないとアタックも倍音も出ない・・・で終わらせるのではなく、アタックも倍音も出る弾き方を身に付ける、適切な回路を通す、やれること出来ること実は色々あるかもしれません
規格の問題、これはなかなか厄介で、パーツ交換が簡単に行かないのは覚悟した方が良いと思います
絶対的スタンダードのジャズベですら、これ!って決まってるところが無かったりするので、そのままポンと交換できるかどうかは非常~に微妙
自分も正直、それで困ってるところあります
ただまぁそれってのも、信頼できる職人さんを知ってればどうにでもなる部分なので、パーツ交換の事情を気にして5弦は諦めるとか、完全に選択肢から外すってのは、これまたちょっと変な話だと思いますよね
それだけお金かかっちゃうのも事実だけど、パーツ交換の必要を全く感じないような物に出会えてれば、それがベストじゃんって話でもありますし、そんな断崖絶壁のようなデメリットにする必要ないんじゃないかなって
で、ミュートですが、これは確かに4弦に慣れてると鬱陶しい!
ローBの場合、油断するとボワ~ンってだらしない音が鳴ってたり、妙に濁って響いてたり、しっかりミュートしておかないと酷い事になってしまう可能性があります
めっちゃアクションしたい、暴れまくってスラップしたい、何を気にする事なく解放したい、そういうところに5弦ベースは合わない面がかなりあるかもしれません
しかしそれってのもどうなんでしょう?
これ言っちゃアレですが
”結局は慣れ!”
”結局は練習!”
”結局は基礎!”
弦が何本だろうとそこって同じですよね
5弦が当たり前、5弦が前提、だったらそれに合う弾き方があるんじゃないか、それに該当する方法があるんじゃないか、そこに4弦そのものを求めるから話がおかしくなるんじゃないか、そんな気がします
も~のすごいブン投げな話
”出したい音が全力で鳴ってりゃ
ミュートなんか気にならない!”
これもそうっちゃそうなんですよね
4弦基準でデメリットばかり気にしたり探したりするより、最高に好きな楽器に出会える事の方が大切なんじゃないか、それを思いっきり弾けばいいんじゃないか、それが楽しいんじゃないか、そんな事を思います
~5弦ベースの楽しさ~
シンプルに一言にすると
”使える弦が増える”
非常~にわかりやすい
もっと太い弦か、もっと細い弦か、たった一本それが増えるだけで別の世界が広がる、やれる事もやりたい事も増えて出てくるっていう、そこに堪らない魅力あると思います
と言いつつまぁ、自分なんかは4弦から6弦から行って、そこから弦を減らして5弦メインになった人間
なので「弦が増えると可能性広がるよ!」とは実は言えなかったりもするんですが、でも本当、4弦とは違う世界に足を踏み出せる事に違いはありません
弦を減らした人間だからこそ「その一本の影響力が本当に大きいんだよ!」と声を大に出来るところでもありますし、その一本を増やす事に楽しさを見出せると一気にハマりますよね
単純な音域の面から言えば、実はそこまで広がってるわけでもない
でもその僅かな広がり、それが音色の違いやポジションの増加との相乗効果により、全く別の世界を作り出す
ローBの開放弦、低いC~D、それを鳴らすだけでもヘヴィなリフが生まれたり、ハイCを利用した和音を鳴らすだけで届かなかった領域に踏み込めたり、これまで出力できなかったものに対する凄まじい解放感をもたらすかもしれません
まぁ、そりゃ夢見すぎだろ、今の世の中じゃもう当たり前だよってのもそうなんですが、だからこそあんまりお堅く構えず、そんなに難しく捉えず、当然の楽器にしていいんじゃないかと思います5弦ベース
楽器も進化してるし、アンプも進化してれば、弦だってパーツだって何だって進化してます
20年~30年前にあった5弦に対するストレスとか課題とかま~、ほんと良い感じにクリアされてる実感ありますもんね
パッシブで当たり前に鳴らせる5弦ジャズベも当然のごとくあるっていう、それすらも出来なかった時代と比較したら、な~んの心配も要らないよ~って気軽に言えちゃいます
「33インチじゃローBなんか鳴らせません!最低で35インチ!36インチが必要です!」なんて楽器屋の店員にお説教される事も今は無いでしょう
5弦ベースの楽しさ、冒頭のあれ
”5弦ベースが買える!”
もうちょい素敵にかっこよく
”良い楽器に出会える!”
それって本当に楽しい事だと思ってます
楽器ありきってのもイビツっちゃイビツだけど、仕事でどうのとか必要性云々だけで語るのはちょっと寂しい気持ちになっちゃう、気分が乗るかどうかアガるかどうか、そりゃやっぱり、ガツ~ンと響くやつあると違うじゃんってね~
安易に"まいにゅ~ぎあ"しろってんじゃなく、
”これだって一本!”
それに出会うかどうかそこかな~と
あれこれ考えてないで弾いた方が早い
いろいろ探して試した方が納得できる
バチ~ンと来るのがあったら迷わず買うべき
5弦ベースは難しい?
4弦を極めてから挑む?
”極めるとか無し”
”楽器はどれも深く難しい”
5弦弾いてりゃ「4弦にはローBが無い....弦が足りなくて難しい....」って嘆いてるかもしれない、そんなモン
本当に4弦を極めた結果「5弦なんか邪道!楽器じゃない!」ってコチコチになってるかもしれない、人間わかりません
5弦ベースの魅力とは何か?
”5弦ベースって楽器が弾ける”
その当たり前に凄い価値が生まれるかも?
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